2024 East Japan Sound Contest

『2024 East Japan Sound Contest』
の開催が決定しました!
日程等は下記のとおりです。

日時 2024年4月21日(日)

タイムスケジュール
5:00 会場ゲート開門
6:00~8:30 入場開始
8:30~9:00 開会式
9:00~12:00 午前審査
12:30~16:00 午後審査
16:30~17:30 表彰式・閉会式
※スケジュールは、エントリー状況等により変更となる場合があります。
場所 花と泉の公園
 住所:〒029-3103 岩手県一関市花泉町老松下宮沢159-1
 電話番号:0191-82-4066


エントリー受付 受付開始:2024年2月23日(金) 0時~

受付締切:2024年3月10日(日)


※エントリーの受付は終了しました


※エントリーの申込は、メールのみの申し込みとなります。申込用紙はホームページよりダウンロードしてください。エントリー開始は2/23(金)の0時より開始します。フライングメールは3/10のメールとさせていただきますのでご注意ください。

※エントリーは先着順となります。定員に達し次第、締め切らせていただきます。(※エントリーの受付は終了しました

※エントリー台数により、受付締切日前でも早めにエントリーを締め切る場合があります。※エントリーの受付は終了しました


エントリーシート(Excel)
エントリーシート(PDF)

【エントリーフィー振込先】
口座名:イーストジャパン運営事務局
銀行名:みずほ銀行
支店名:虎ノ門支店
店番号:046
口座番号:普通 4477543



コンテスト詳細
2024年4月21日(日)岩手県一関市「花と泉の公園」にて【2024 イーストジャパンサウンドコンテスト】を開催いたします。

当コンテストは、主催ショップにより構成する「イーストジャパンサウンドコンテスト運営事務局」により運営するもので、評論家の先生方の審査により音質を競う“カーサウンドコンテスト”です。

ただ順位を競うだけでなく、審査後には審査員の先生から音質に関するコメント・アドバイスを受けられますので、今後の音づくりやシステムアップの参考としていただける貴重な機会になると思います。

また、参加者がお互いの車両を聴き合い意見交換を行うなど、ユーザー同士が交流する
“サウンドミーティング”を目的として開催するものでもありますので、同じ趣味を持つ方々との交流を楽しんでいただければと思います。



■「S~Dクラス」
各クラス分けは「金額別」とし、「S・A・B・C・D」の5クラスとし、S~Dクラスは、エントリー締切後、平均台数(金額別で1クラス20台前後)になるように決めさせていただきます。

審査員は、山之内正先生・小原由夫氏・土方久明氏・岩井喬先生・峯岸良行氏 の5名となっており、後日、事務局にて審査していただくクラスを決めさせて頂き、ホームページにて発表いたします。

■「ピープルズチョイス」

今回新しく、エントリー頂いたお客様がジャッジしてお気に入り車両を決める「ピープルズチョイス」クラスを新設いたしました。
ルールは下記の通りです。

1.自分のエントリークラスの1つ上のクラスをジャッジして頂きます。
  例・・・Bクラスのエントリーのお客様は、「Aクラス」をジャッジ
  なお、Sクラスのエントリーのお客様は、「Dクラス」のジャッジとなります。

2.1位~3位までを決めて頂き、車両エントリー番号を記入・投票して頂きます。

通常エントリー以外に追加エントリー出来るクラスは、以下の通りとなっております。

■「オプションクラス」 5クラス

審査をして頂く各先生(山之内先生YUコース・小原先生OBコース・土方先生HIコース・岩井先生IWコース・峯岸先生MGコース 5名)を選択し、ジャッジして頂くクラスです。
各先生(5名)共に35台限定です。

審査員クラスの課題曲は、審査員別に指定された1曲で審査します。審査員ごとの課題曲は決定次第公表いたします。

■「SHOPオーナークラス」

全車両がエントリー出来、審査員としまして、

AV関西代表・・・・岩元氏
ジパング代表・・・・道祖尾氏

当クラスのエントリー台数を半分にしまして、各SHOPオーナー1名がジャッジ・アドバイスをして頂くクラスです。
台数限定はありません。

なお、ジャッジクラスは金額分けとし、エントリー金額6,272,000円~1,809,720円が岩元氏、1,694,000円~320,000円が道祖尾氏となります。

SHOPオーナークラスの審査は、本クラス課題曲1曲とS~Dクラスの共通課題曲2曲の、合計3曲で審査いたします。

各クラスとも、再生メディア・音源に制限はありません。

※試聴時における注意点…試聴されるお客様の中には、ペースメーカーを使用されている方がいらっしゃる場合もございます。いわゆるスマートキーシステムのお車において、スマートキーが車両の近くにない場合や極端に近い位置にありますと、スマートキーが発する電波がペースメーカーに悪影響を及ぼす場合があります。スマートキーは、助手席など適切な場所に置くようにご配慮いただければ幸いです。


カテゴリー 審査員 課題曲 エントリー
フィー
Sクラス 10,720,000円~3,109,000円 土方先生 S~Dクラス共通課題曲

ボーカルとクラシックの2曲で審査します。
10,000円
Aクラス 3,038,000円~1,969,780円 山之内先生
Bクラス 1,956,000円~1,317,060円 小原先生
Cクラス 1,283,000円~820,000円 峯岸先生
Dクラス 819,000円~268,000円 岩井先生
オプションクラス
(上記S~Dクラスへのエントリーが必須となります。)
審査員 課題曲  エントリー
フィー
審査員
クラス
審査をして頂く各先生(山之内先生YUコース・小原先生OBコース・土方先生HIコース・岩井先生IWコース・峯岸先生MGコース 5名)を選んで頂き、選んで頂いた先生のジャッジによるクラスの設定も致しました。


車両審査後に、オーナーに対して審査員の先生からコメントをいただきます。

エントリー台数は、各先生(5名)共に約35台の予定です。

※なお、オプションクラスのみのエントリーはできません。必ず「S~Dクラスのエントリーをして頂きます。よって、審査員クラス1名にエントリーしたい場合は、エントリー料金は10,000円+6,000円=16,000円となります。


※エントリーの受付は終了しました

山之内先生
小原先生
土方先生
岩井先生
峯岸先生
審査員別
課題曲

審査員別に指定された1曲で審査します。
各6,000円
SHOPオーナークラス
(上記S~Dクラスへのエントリーが必須となります。)
チャレンジ
クラス

全車両がエントリー出来、審査員としまして

AV関西代表・・・・・岩元秀明氏

ジパング代表・・・・道祖尾裕二氏


当クラスのエントリー台数を半分にしまして、各SHOPオーナー1名にジャッジ・アドバイスをして頂くクラスです。

台数限定はありません。

なお、ジャッジクラスは金額分けとし、エントリー金額6,272,000円~1,809,720円が岩元氏、1,694,000円~320,000円が道祖尾氏となります。

※SHOPオーナークラスのみのエントリーはできません。必ず「S~Dクラスのエントリーをして頂きます。よって、チャレンジクラスにエントリーしたい場合は、エントリー料金は10,000円+3,000円=13,000円となります。※オプションクラスにエントリーした場合は更に加算されます。


※エントリーの受付は終了しました


岩元秀明氏
道祖尾裕二氏
S~Dクラス共通課題曲

ボーカルとクラシックの2曲で審査します。
3,000円


●S~Dクラスは、上位7位までを入賞とし、トロフィーを贈呈いたします。

●審査員クラスは、上位10位までを入賞とし、トロフィーを贈呈いたします。

●SHOPオーナークラスは、2クラス共に上位10位までを入賞とし、トロフィーを贈呈いたします。

●審査の順番は、審査会場への入場が遅い順番(最後に入場した車両が最初に審査を受ける)となります。

●当日は、午前中にS~Dクラスの審査を行い、午後は審査員クラスの審査を行い、終了次第表彰式を行います。

●各クラス共にエントリー代金には、「お弁当と飲み物」(1名様分)が含まれます。お弁当の追加がある場合は、事前に申し込みしてください。


●エントリー締切後、各SHOP様に「エントリー受理確認書(エントリクラス番号)」及び振込して頂く「金額確認書」をFAXいたします。(3月13日(水)~19日(火)予定)

●振込に関しましては、各SHOP様でまとめて頂き、振込名を「SHOP様名」にて入金して頂けるようお願いいたします。

●入金後のキャンセルにつきましては、返金が出来ません。

●振込手数料は、各SHOP様でご負担して頂くよう、よろしくお願いいたします。

入金期日は2024年3月22日(金)厳守でお願いいたします。

【振込先】

口座名:イーストジャパン運営事務局
銀行名:みずほ銀行
支店名:虎ノ門支店
店番号:046
口座番号:普通 4477543



【審査方法】

●審査基準に基づき100点を満点として採点を行います。

●審査順は、当日の会場受付エントリーが遅い順に採点いたします。

●審査員は、山之内正先生・小原由夫氏・土方久明氏・岩井喬先生・峯岸良行氏
        AV関西代表 岩元秀明氏・ジパング代表 道祖尾裕二氏
以上7名です。

●「S~D」「オプションクラス」は各クラス1名の先生、「SHOPオーナークラス」はSHOPオーナー各クラス1名計2名のジャッジにて審査いたします。

なお、「S~D」クラスのジャッジして頂く審査員は、事務局にて決めさせて頂きます。


審査員のご紹介

山之内 正 先生

大学在学時よりコントラバスの演奏を始め、今でも市民オーケストラで演奏会にも出演。年に数回はオペラ鑑賞などの為、海外を訪れる。その知識はオーディオ装置の評論などにも確実に反映されています。

小原 由夫先生

オーディオビジュアル評論家。エンジニアの経歴を持ち、システムの追求を怠らない実践派として有名。

土方 久明先生

主に音元出版系媒体で活躍中のオーディオ評論家。ネットワークオーディオとPCオーディオに精通する新世代の評論家であり、様々なオーディオ誌にハイレゾ関連の執筆を行いながら、最近はオーディオ製品を取り扱う大手輸入商社でもハイレゾについて講義を行うなど、活発に活動中。


岩井 喬 先生

オーディオ雑誌を中学生から愛読し、高校時代に真空管アンプの自作も開始。音楽の魅力にも目覚め、音響系専門学校に進学後、都内のレコーディングスタジオに就職する。しかしソフトよりハードが好きなことを再認識し、現場から離れることに。模索を続ける中、ゲーム会社での勤務を経た後、オーディオ誌への執筆の機会を得る。『MJ・無線と実験』『Stereo』『PROSOUND』『オーディオアクセサリー』『analog』などで音楽が生まれる現場での経験を生かしたオーディオ評論を展開。アニメ雑誌の編集経験も踏まえ、いち早く“萌え”とオーディオとの親和性に気づき、イラストとのコラボ『Soundgirl』などを執筆。『アニソンオーディオ』の監修も手がけた。


峯岸 良行先生
prime sound studio form所属エンジニアとして活動、ミックスエンジニアとして多くのアーティストの作品に携わる。またイマーシブサウンドテクノロジーをいち早く取り入れ、映画や舞台の 3Dサウンドを制作してきた。近年はミキシングの経験を生かし、音楽スタジオの音響や音響機器の調整も行う。名古屋芸術大学非常勤講師。


課題曲

■S~Dクラス共通 課題曲


エド・シーラン / -(サブトラクト)

審査トラック:Track 5/Dusty

ハイレゾ配信:https://www.e-onkyo.com/music/album/wnr5054197595271/

【山之内先生】
ヴォーカルとリズムの音量バランスを適切に調整することが重要。主役である声が低音やパーカッションに埋もれないようにバランスを整え、特にベース帯域のエネルギーが過剰にならないように十分な制動を心がけていただきたい。後半は空間がひとまわり広がり、サウンドの厚みも増すが、そこでもヴォーカルの発音が不明瞭にならないように注意したい。リズムの輪郭がぼやけないように芯のある音を目指すことが低音再生の重要なポイントだ。

【小原先生】
やや大きめに定位するヴォーカル音像と、分厚い極太の打ち込みビートが印象的。まずはこの辺りをがっちり緩めず再現したい。ベースの音階が曖昧にならないよう、その響きが膨張し過ぎないようにも注意だ。ヴォーカルの質感は決してソリッドではなく、セパレーションと立体感を保ったコーラスと共に、滑らかさや瑞々しさも感じさせる。メロディの美しさを損なわない出音の音色も意識したいところだ。

【土方先生】
現代のポップスらしく低域成分が強く入っている楽曲です。ミディアムテンポのリズムを作り出しているのがベースで、最初の聞きどころとなるでしょう。ベースの量感はバックミュージック全体に対してボリュームがあり、重量感を持たせつつも、弾力的かつ鈍重にならないように聞かせたい。ボーカルの口元は少し大きめですが、エド・シーランらしい透明感のある声質がベースにかき消されないように注意してください。右ギターの音の質感表現もポイントとなりそうです。楽曲中盤で入ってくるコーラスでサウンドステージの広さや左右バランスもわかります。

【岩井先生】
量感豊かで帯域も低く伸びているベースが全体を下支えしており、その低域成分がすっきりとした軽やかなスネアドラムや、水音にも似た独特なシンセの音色など、他のパートをいかにマスクせず、分離良く描けるかが勝負である。深く響くスネアのリヴァーブと対照的に、ドライなボーカルの肉付きの良さ、存在感をどのように表現するのか。僅かな艶を感じさせるエフェクトと口元のフォーカス感についてもバランス良く両立したい。メインボーカルに加え、コーラスを含めて声の密度の高さが際立っており、そのエネルギーと音像の芯をナチュラルに引き出せるかも勝負どころとなろう。また、クリーンなエレキギターやオルガンなど、目立ちにくいフレーズであるが、メロディのフックとなる重要な要素であり、これらの音色も重層的な音場からクリアに引き上げたい。

【峯岸先生】
Ed Sheeranの楽曲「Dusty」はアルバム「-[Subtract]」に収録された楽曲で、ダスティ・スプリングフィールドの『Dusty in Memphis』に間接的にインスパイアされている。
この楽曲は低域の再生が大変難しい。楽曲のコード進行と、40Hz付近の808ベース音が、トニックのD以外はぶつかり、聴感的にも物理的にも混濁する。ただ、それが意図的な演出であることがわかる。
間接的に、というのは、感情を掻き乱されてはひどく落ち込んでいたという、当時の彼の心境を極めて抽象的な表現で歌にしているためで、本質的には大変難しいが、できるだけ、それらを感じることができることが望ましい。

John Williams / The Berlin Concert


審査トラック:Track 1/Olympic Fanfare and Theme

ハイレゾ配信:https://www.e-onkyo.com/music/album/uml00028948617074/

※当音源は、192Khz/24bitのみの音源となります。再生できないシステムの場合は、CD音源が発売されております。

【山之内先生】
ベルリンフィルならではの精度の高いアンサンブルを忠実に再現することが最大の課題。楽器ごとに異なる金管楽器のアタックと音色を正確に鳴らし分けることでリズムの特長が浮かび上がり、重層的なハーモニーを混濁なく再現することができる。装飾音符の音形を細部まで引き出すことにも気を配りたい。打楽器は低音のエネルギー管理と音色の吟味が不可欠。どの楽器が鳴っているのか、鮮明に聴き取れるように付帯音なく再現することが求められる。

【小原先生】
冒頭のトランペットの高らかな旋律の勇ましさと力強さが素晴らしい。他方、ステレオイメージの中央奥に定位するスネアドラムがこの楽曲のシンボリックな存在だ。そのリズムが演奏全体を統率している。この打音のロールが終始クリアーに聴こえなければダメ。管のハーモニーは気高く、弦のそれは実に優雅。それらが合わさったアンサンブルの響きを雄大かつ勇壮に再現したい。この楽曲は84年のロサンゼルスオリンピックのために作曲されたものだが、40年前の米国はソ連との冷戦期であり(ソ連は大会をボイコット)、自由で豊かな国アメリカを知らしめる思惑もスコアの背景にひっそり刷り込まれていたのではと想像する。

【土方先生】
楽曲冒頭のファンファーレで登場するトランペットなどの吹奏楽器で高音域から中音域の質感表現と左右のステージの広さの第一印象が判断されるでしょう。壮大な楽曲なのでまずはそこを表現したいのですが、重厚さを表現するコントラバスなどの低域楽器のリアリティと低域方向の沈み込みに注意したいところ。サウンドステージは左右に広く、高音域から低音域まで各帯域のT/Aおよび位相を上手に調整すると、各楽器の位置関係の提示やオーケストラを構成する楽器の数が増えたように聞こえるはずで、最終的にステージのレイヤー感を出して奥行きを表現してほしいと思います。

【岩井先生】
ウィーン・フィルに続き、ベルリン・フィルとの共演に臨んだジョン・ウィリアムズの名演から、1984年ロス五輪のために描き下ろされた、オリンピック・ファンファーレである。冒頭のファンファーレは、上方向へ浮き上がり良い右チャンネル側のトランペットと、低域を担う左チャンネル側のホルンなどの密度良い響きをバランス良く描きたい。アクセントとなるグロッケンはその輝き、浮き上がり良く自然な定位感が構築できるかも聴かせどころとなろう。37秒からのストリングスの密度感、グッと低重心に土台を支える低音パートの存在感も分離良く適切に拾い上げたい。軽やかなリズムを刻むスネアのクリアさと、深く沈み込みながらも存在良くアタックを聴かせる大太鼓やティンパニとのコントラストを表現するため、ダイナミックレンジの広さも必要とされる。立下りで実感できる残響のシームレスな階調の再現によって、よりリアルな空間性を引き出せるだろう。

【峯岸先生】
「John Williams: The Berlin Concert」オリンピック・ファンファーレとテーマは、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との共演で、John Williams自身の作曲作品を自身で指揮している。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は、ドイツの首都ベルリンに本拠を置き、その卓越した演奏技術と音楽的な表現力で知られている。
再生においては、各楽器音色の妥当性、中盤からの静かなパートで、どのような楽器が鳴っているかを、混濁なく容易に感じ取れると良い。またそれらの楽器の配置がわかるような、音場の雰囲気が感じられるとなお良い。
全体的にチューニングの高い、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の音楽スタイルと、力強い演奏を楽しめるように再生したい。


■審査員クラス 課題曲





審査員「山之内 正先生」クラス
 課題曲



Anastasia Kobekina / Venice


審査トラック:Track 18/Cello Concerto in G Minor, RV 416: III. Allegro

ハイレゾ配信:https://www.e-onkyo.com/music/album/sme196871150422/

【審査員コメント】
低音楽器から高音楽器までピリオド楽器ならではの鋭い立ち上がりを正確に再現し、すべての楽器のアタックが縦に揃うことが第一歩となる。特に弦楽器と撥弦楽器のアタックに時差が生じないように意識すること。独奏チェロは左手と正確にシンクロする弓の素早い動きや速度の変化が聴き取れることが重要。混濁のない音を引き出す必要がある。オーケストラは通奏低音の楽器の種類と音形がすべて聴き取れることが理想。歯切れの良いリズムの再現がカギを握る。



審査員「小原 由夫先生」クラス 課題曲


ユジャ・ワン / ラフマニノフ:ピアノ協奏曲全集&パガニーニ狂詩曲


審査トラック:Track 28/Rachmaninoff: Rhapsody on a Theme of Paganini, Op. 43 - Var. 18. Andante cantabile

ハイレゾ配信:https://www.e-onkyo.com/music/album/uml00028948647644/

【審査員コメント】
2023年2月、LAウォルトディズニーコンサートホールでのライヴ録音。実にロマンティックでスケールの大きな演奏だ。誰もが一度は聴いたことのあるテーマ部は、夢見るようなファンタジックなイメージもあり、ユジャ・ワンの緩急のあるダイナミックなピアノ独奏がやや大きめのピアノの音像として捉えられ、左右のスピーカー間にどっかりと鎮座する。その後ろにホールトーンを湛えたオーケストラのハーモニーがゆったりと展開。上手に再現、表現すれば、フロントガラス越しにピアノの透明な余韻とオーケストラの立体的なアンサンブルが広がることだろう。



審査員「土方 久明先生」クラス 課題曲


Norah Jone / Running


審査トラック:Track 1/Running

ハイレゾ配信:https://www.e-onkyo.com/music/album/uml00602458994308/

【審査員コメント】
楽器構成がシンプルな分、ボーカルと楽器の質感表現に悩みやすい、隠れた難曲だと思います。ボーカル曲ということで、まずは質感表現、口元の大きさ、前後の定位感を確認してください。オーディオファイル向けボーカル楽曲と比べて、極端なリアルな音像ではありませんが、彼女らしいチャーミングな声質を上手に表現したいところ。低域の印象を左右するベースについては、エド・シーランの楽曲と比べてみると音量や質感がわかりやすいと思います。上述した内容を確認しながらノラジョーンズのルーツであるカントリーミュージックらしい少し素朴な(つまり派手でない)音色や適度な色彩感を感じさる車両が上位に来ると思います。



審査員「岩井 喬先生」クラス
 課題曲

SawanoHiroyuki[nZk] / Avid / Hands Up to the Sky


審査トラック:Track 1/Avid

ハイレゾ配信:https://www.e-onkyo.com/music/album/sme4547366515237/

【審査員コメント】
Sawano Hiroyuki[nZk]は、作曲家・澤野弘之のボーカル楽曲に重点を置くプロジェクトであり、楽曲ごとに個性の違う歌い手を起用し、10年近く活動を続けている。本曲で歌唱を担当している女性ボーカルmizukiは[nZk]初期から参加しているメンバーであり、プロジェクトとの相性の良い歌い手といえよう。冒頭のピアノとチェロは生っぽさよりもシャープでくっきりとした“作られた”音色としており、胴の太さよりはクリアかつ鮮明にフレーズを拾い上げた方が良い。鼓動のようなビートを刻むキックドラムやベースの太さがこのチェロの弦の細さを補う。一方凛とした芯のあるボーカルは口元の明瞭さに加え、重心の低さ、ボディの厚みも必要だ。また、Aパートのリフレインで左右にダブリングされたボーカルとの描き分けもポイントの一つ。サビに向け音数も増えていくが、バックに展開するストリングスがマスクされず、自然に聴こえてくるかが分解能のカギともなる。



審査員「峯岸良行先生」クラス
 課題曲


Eric Clapton / The Lady In The Balcony: Lockdown Sessions[Live]


審査トラック:Track 11/Believe In Life[Live]

ハイレゾ配信:https://www.e-onkyo.com/music/album/uml00602438735464/

【審査員コメント】
2022年リリースの『ロックダウン・セッシション』に収録されたライブ音源です。楽曲「Believe In Life」は、2001年にリリースされたアルバム「レプタイル」に収められた楽曲であり、この曲は、グラフィック・アーティスト、メリア・マッケナリーとの結婚にインスパイアされています。
クラプトンは2014年8月にUncut誌に対して、この曲を、妻のことを書いた曲でもあるから、自身の中で最高の曲と位置づけ、愛情に満ちたメッセージを込めたものと語っています。
この作品の映像を見ると、アコースティックギターに対し、2本のマイクが垂直に配置されています。これはバーチカルステレオというテクニックで、近年用いられています。またドラムスに、austrian audio のOC818という、マイクロフォンが立てられています。指向性を収録後に可変することができる、大変使いやすいマイクロフォンです。
再生においては、そのような雰囲気が、広がり豊かに感じ取れることが望ましいです。

■SHOPオーナークラス 課題曲


シーネ・エイ / シングズ・スタンダード


審査トラック:Track1 / 柳よ泣いておくれ

ハイレゾ配信:https://www.e-onkyo.com/music/album/cokm32978/

※SHOPオーナークラスの審査は、本課題曲の他に、S~Dクラス共通課題曲2曲の合計3曲で審査いたします。
主催ショップ(北より)

イングラフ
(青森) TEL:0178-38-7213  担当:木村

コンセプトファクトリー
(青森) TEL:0178-51-8104  担当:下道

サウンドツアラー
(青森) TEL:0178-34-5556  担当:石橋

サウンドフリークス
(岩手) TEL:0191-39-2841  担当:佐藤

ラビッド
(岩手) TEL:0191-78-0587  担当:佐々木

サウンドスペース
(宮城) TEL:0224-52-6943  担当:高野

サウンドエスパス
(福島) TEL:0246-62-0707  担当:田巻

コール松本
(長野) TEL:0263-28-1551  担当:小林

カーオーディオクラブ
(大阪) TEL:072-697-4711  担当:高橋

ご不明な点がありましたら、お気軽にご連絡ください。